taiga533's log

微妙な技術的要素と、人生のログを垂れ流すブログ

自作キーボードKeyball61が最高である。

最近キーボードをKeyball61という自作キーボードに変えた。これだ。

Keyball61の写真

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このキーボードの良さは3つある。ここに上げた良さをすべて実現しているキーボードは、自分の知る限りKeyballシリーズだけだ。

  • トラックボールがキーボードと合体している
  • 分割キーボードである
  • キーの数が比較的多い

それぞれ紹介していく。

トラックボールがキーボードと合体している

そう、ポインターを動かすのにキーボードから手を動かさなくても良いのだ。その時点で生産性に大きくバフがかかる。

ひろゆきは言うだろう。「え、まだマウス使ってるんスカ?」と。

キーボードとマウスが一体化したような商品が欲しいというのであれば、某Think◯adの赤ポチは?と思うかもしれない。

Think◯adのキーボード。赤ポチが中央についてる。

これはこれで、設計思想として素晴らしいと思うがモノ自体はニュータイプ専用デバイスだ。オールドタイプが使うとマウスカーソルがあらぬ方向へ飛んでいくことは必死だ。そんな状態だとイライラが募るし、あとずっと使ってると指が痛くなる。

というわけで、キーボードとマウスが一体化したThink◯adのキーボードはなるべく使いたくない。

分割キーボードである

分割キーボードは使うときに肩を丸める必要がないので、巻き肩対策になるかもしれない。ならないかもしれないけど。

分割キーボードだと巻き肩にならない。

分割キーボードは既製品が売っている。分割できるorできないに関しては特に思想が無いので、単純に分割キーボードを使いたい人を既製品を買えばいいと思う。 でもその分割キーボード、ポインティングデバイスついてますか?

ところで巻き肩にならなくなったのは良いけど、その分なぜか首が前に出るようになってしまった気がする。トータルでプラマイゼロかもしれない。

キーの数が比較的多い

このキーボードを使うまで自作キーボードに対して「少ないキー数をあの手この手でやりくりする、移行するのも大変で普通のキーボードに戻るのも大変なデバイス」というイメージを持っていた。

このキーボードもイメージどおりであったのだが、それでも61キー搭載しているので多少移行は楽だった。これだけキー数が多いとF1~F12キーと、矢印キー以外はレイヤーを切り替えることなく打てる。

他のキー数が少ない自作キーボードと比較すると、「多少移行が楽」という点で、「キーの数が比較的多い」というのはメリットになる。

デメリット

これまで良い点ばかり紹介してきたが、デメリットも存在するのでそれぞれ紹介する。

  • 自分で作らなくちゃいけない
  • 普通のキーボードから移行したり、戻るのが大変
  • 値段が高い
  • 壊れたら仕事できない

自分で作らなくちゃいけない

「自作キーボードなんだから当たり前だろ」という話だが、このキーボードを作るにはガンプラのようにパチパチとパーツを組み合わせるだけでなく、はんだ付けをする必要がある。基盤にはんだ付けをしたのが中高生の頃授業でやった以来の人は覚悟した方がいい。

そしてはんだ付けは難しい。自分は近くに教えてくれる人がいたのでなんとかなったが、居ない人はYoutubeなどでやり方を確認したほうがいいだろう。この動画がオススメ。

あと丁寧な作業をするのも大切だ。基盤の裏表を間違えてはんだ付けしたり、基盤のラインが剥離したりするともう初心者には修復不可能になる。自分は一枚基盤を駄目にした。

加えて作成には良い道具を使ったほうがいい。上の動画のイチケンという界隈で有名なYoutuberが言っていたが、道具の良さははんだ付けの上手さに直結する。

普通のキーボードから移行したり、戻るのが大変

「キー数が多いので、多少移行が楽と言ったな、あれは嘘だ」

確かにキー数は多いのだが、キーの並びが独特なので慣れないうちは結局ミスタイプを連発する。 そして普通のキーボードに戻るときもミスタイプを連発する。

自分がこのキーボードを使い続けて10年経ったとき、もはや普通のキーボードに戻れなくなっているかもしれない。

値段が高い

まず、初期投資がそこそこかかる。

  • はんだごて
    • 温度調節機能つきだと尚良し
  • はんだ
  • コテ台
  • はんだの替コテ先
    • 無くてもいいがあると尚良し
  • ピンセット
  • 精密ドライバ

最低でも6,000円はかかるだろう。 それに加えてKeyball61を作るためにはKeyball61のキットだけでなく以下も用意しないと駄目だ。

こちらも8,000円はするだろう。

つまりKeyball61のキットにかかる金額と合わせると安くても40,000円くらいかかる。 たっけええええええええええええ! キーボードにこれだけ金かけるとかクレイジーだ。

壊れたら仕事できない

自作キーボードを使っていると「工業製品はなんて素晴らしいんだ」と思う。キーが全部反応するってすごいことなんだ。

自作キーボードは自分のはんだ付けが甘いと偶にキーが反応しないことがある。

そんなキーボードを仕事で使っていて、本番サーバーでの作業中にキーボードが原因のミスタイプをしてしまったら・・・と思うと夜しか眠れない。

まとめ

そんなこんなで、結構致命的な欠点も抱えてはいるが、Keyball61は慣れれば神デバイスなのは間違いないと思う。

というわけで、覚悟ができている人はさっさと買いましょう!

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